出典:http://news.tennis365.net/news/today/201508/105847.html
ナダルを撃破し、ついにBIG4プレイヤー全員から勝ち星をあげる
カナダのモントリオールで開催されている男子テニスのツアー大会「ロジャーズ・カップ」のシングルス準々決勝で、 錦織 圭選手が、元世界ランク1位、スペインのラファエル・ナダル選手をストレートで破り見事初勝利をあげました。
これまで、セルビアのノバク・ジョコビッチ、スイスのロジャー・フェデラー、そしてイギリスのアンディーマレーらから勝利をあげてきた 錦織 選手ですが、今回の勝利でついに世界のBIG4と呼ばれるプレイヤー全員から勝利をあげる快挙を達成したことになります。
攻めの姿勢が呼び込んだ勝利
過去、 錦織 とナダルは公式戦で7回対戦しています。
2008年のAEGON選手権での初対戦では3回戦でセットカウント2-1で敗退、2年後の2010年に行われたウィンブルドンでは1回戦で当たり2-1で敗退、2011年のソニー・オープン男子2回戦では2-0のストレートで敗退、2012年に再度ソニー・オープン男子4回戦で当たった際も2-0で敗退、2013年の全仏オープン4回戦では3-0のストレートで敗退、2014年全豪オープン4回戦も3-0のストレートで敗退、そして最後に対戦した2014年のマドリット・マスターズ大会決勝では勝利まであと一歩のところまで追いつめるも、怪我による途中棄権で惜しくも勝利を逃しました。
しかし、今回の対戦では、今までとは状況が違いました。
今シーズン、 錦織 選手はメンフィスオープンでの3連覇を皮切りに、バルセロナオープンでも2連覇を達成、そして先日行われシティー・オープンでは今期3度目の優勝を飾り波に乗っていました。
対するナダル選手は、今シーズンこれまで9度の優勝回数を誇った全仏オープンでの準々決勝敗退や、ウィンブルドン2回戦で世界ランク100位台の選手に敗退するなど、精彩を欠いたプレイが続いていました。
今回の対戦では、 錦織 選手が見事ストレートで勝利し、試合直後のインタビューで 錦織 選手が「サーブもリターンも、全部よかった。ナダル選手は攻めないと勝てない相手なので積極的に攻め、ストロークでも主導権を握ることができた。」と語ったように、今シーズンの勢いの差が結果に現れる形となりました。
まとめ
見事、今大会準々決勝でBIG4最後の壁であるナダルを撃破した 錦織 選手ですが、準決勝では、BIG4の一角イギリスのアンディ・マレー選手との対戦が待っています。
この調子を保ち、集中力を切らさず、より強い相手に思い切ったプレーを見せてくれることを期待したいですね。