自動ロボット掃除機の代表格といえば、ご存知iRobot(アイ-ロボット)社製の『Roomba(ルンバ)』シリーズ、そしてダイソン社製の『dyson360eye(ダイソン360アイ)』が有名ですが、この度Xrobot社という企業から発売されることとなったロボット掃除機『INXNI(インクスニー)』がルンバを越える可能性が出てきました!
気になる性能からルンバ・ダイソン360eyeとの比較、そして一番安く買えるお店についてもまとめています。
自動ロボット掃除機『INXNI』とは?
まずはこちらの動画を御覧ください。
ということで、INXNI(インクスニー)のプロモーション動画ですが、まぁ動画を見る限りはルンバタイプのよくあるロボット掃除機と言った感じです。
発売するのは中国のXrobotという会社。なんかルンバのiRobot社と似ている辺り、やはり中国といった感じでしょうか・・・?笑
でも実はロボット掃除機の生産数が世界2位で、某有名会社のOEMや、某有名会社から依頼されて設計・開発をしたりしているとのことなので、もしかしたら今あなたがお使いのルンバの中身も、この会社が製造したものが使われている可能性があります。
そんなXrobot社が開発したこのインクスニー、他のロボット掃除機とくらべて、具体的にはどんな特徴があるのでしょうか?
INXNIの特徴や性能詳細
INXNIの主な特徴は以下の通り。
レーザースキャンシステム搭載のお掃除ロボット。
■AICUナビゲーションシステム搭載
inxniは内蔵のレーザースキャンシ ステムで、住環境をスキャナーして、正確で精密な2Dマップを作成。自分がどこにいるか判断します。レーザースキャンは7mの範囲内で、最少2cmまでを 認識し、リアルタイムにマップの情報を更新するのでペットや家具などの障害物を避けながらお掃除します。■各お部屋を計測し自動的に計画を立て、規則的にお掃除
ARMプロセッサーを搭載して賢く規則的に部屋を空間で分けて、順序に従ってお掃除します。今までのお掃除ロボットのようにランダムな動きではなく、作成 したマップから規則正しい直線上にお掃除するので、掃除時間が短縮されます。さらに行き帰りの走行ルートが重なることで、お掃除面積はお部屋の200%に 達します。■記憶して計画通りに動く
もしお掃除の途中で充電がなくなっても、inxniは充電後、記憶している場所からお掃除 を開始します。急に止まったりした時でもinxniはマップと連動し掃除していない場所に戻ります。さらにレーザーでスキャンして賢く最短距離を把握しな がら充電ドッグに戻るため、今までのお掃除ロボットのように迷いながら充電に戻りません。■スマートフォンアプリとの連動
お客 様の外出中もWi-Fiによってスマートフォンをinxniに接続し、随時情報を取得できます。inxniは部屋のマッピングデータをスマートフォンに送 り、お客様は掃除状況をいつでも確認できます。どこにいてもスマートフォンに表示されるマップにタッチするだけで、掃除させたいところを掃除させるという 遠隔操作機能もあります。■5つの強力な掃除力
5つの掃除力(掃き込み+叩き+吸い込み+艶出し+フィルター)が1度で完璧な掃除を実現。
1.掃き込み: 80mmの長いサイドブラシで壁際や隅にあるダストを吸引口にかきこみます。
2.叩き: 底部のゴムブラシは強く床を叩き、床の隙間の埃まで掃除します。
3.吸い込み: 600Pa(パスカル)の真空吸引の力でダストを吸い込みます。
4.艶出し: メインブラシが1分間に2000回転しながら掃除中に床を磨いて光沢を出せます。
5.フィルター: 高品質のフィルターがPM2.5やダニなどの死骸、埃、細菌をろ過します。
一番の特徴は、スキャンのシステムに”レーザー”が取り入れられているということ。
ルンバ含め、現在販売されているロボット掃除機は、基本的に”カメラ”による絵・映像を元にその場の作りや障害物を把握して動くようにできています。
しかし、デジカメやスマートフォンのカメラと同様、あまり暗い場面だと景色がよくわからなかったり、物の色や配置、光の加減などで奥行きの感じ方に差がでると言ったデメリットがあります。
目の錯覚みたいなものですね!
で、これによってロボット掃除機が部屋の構成や障害物を誤認識してしまい、うまく掃除できなかったり、まっすぐ進めるところを無駄に遠回りして行ったりと、効率の悪い掃除になってしまう場合があるんです。
しかし、今回INXNYに搭載されたスキャンのシステムは、レーザー!
障害物にレーザーを当てることにより、障害物との物理的な距離を測定するので、画像として捉えているカメラでのスキャンのシステムと、全く別の仕組みになってるんですね。
レーザーでスキャンした部屋の構成は2Dマップとして保存され、リアルタイムで更新されます。
なのでペットなどの動く可能性のあるものがあっても、すぐに部屋の構成を再構築・再計算するので、何度も同じ場所を掃除したりすることもなく新たな障害物も避けることが出来て、掃除に無駄がでないとのこと。
これにより、従来のロボット掃除機に比べて掃除に掛かる時間が2分の1と、半分になるそうです!これは良いですね!
掃除時間が半分になるってことは、速く終わるだけじゃなくその分バッテリーの消費も抑えられるわけで、電気代や製品の寿命等にも影響してきますからね。
更に凄いのが、そのレーザーを使ってスキャンした2Dマップのデータをスマートフォンに転送してきます。
こんな感じで、かなり精密な間取り図見たいな絵が送られてきます(笑)
この絵の適当な場所をタップして、その場所を掃除されるリモコン機能もあれば、この部屋でどこに何があって掃除がどこまで進んでいるのかといった情報も確認することができるんです。
ルンバ等に設定されているスケジュール機能なども、スマホで設定できるようです。
あとは吸引力や段差等で実際に使ってみてどうかですが、この情報を見る限りは個人的には現時点で最強のロボット掃除機だと思います。
ルンバやダイソン360と比較してみた
さて、そんなインクスニーですが、やはり気になるのは、同じロボット掃除機としてシェア独占状態のiRobot社のルンバ、そしてdyson社のダイソン360eyeとの差。
まだ発売されていないので実際に動かしての性能差はわかりませんが、カタログスペックで比較してみると以下のようになりました。
比較対象は2016年5月現在のルンバ最上位モデル「980」と、ダイソン360eye、インクスニィーの「X533」です。
ルンバ980 | ダイソン360eye | インクスニーX533 | |
定価(税込) | ¥135,000 | ¥149,040 | オープン価格 |
サイズ | 幅353mm × 高さ92mm |
幅230mm x 高さ120mm x 奥行き240mm |
幅340mm × 高さ98.5mm |
重さ | 約3.8kg | 約2.4kg | 約3.7kg |
電源 | リチウムイオン電池 | リチウムイオン電池 | リチウムイオン電池 |
充電時間 | 約3時間 | 2.75時間 | 約1.5時間 |
ダストボックス | 容量不明(約0.35L?) | 容量0.33L | 容量0.35L |
稼働時間 | 最大60分(お部屋ナビ×2、ライトハウス機能使用時/最大75分) | 45分 | 連続120分~150分 |
最大稼働エリア | 約185㎡ | 非公開 | 約150㎡ |
騒音 | 不明(約75db?) | 不明(約75db?) | 約65db |
大きな特長 | 進化したセンサーや従来比10倍の吸引力 | 吸引力が高く、ゴミが溜まっても変わらない | 優れたレーザーマッピングシステム |
公式サイト | iRobot公式サイト | ダイソン公式サイト |
xrobot公式サイト |
単純にカタログスペックだけを比較すると、インクスニーがかなり優れていることがわかりますね。
ちなみにルンバとダイソンのダストボックス容量・騒音については、公式の情報ではなくネット上のレビューや口コミがソースとなっているので注意。
もしかするとそれぞれインクスニーより優れている可能性もありますが、それでも優っている項目はインクスニィーの方が多いです。
それぞれの特徴については、各社似たような項目が多かったので気になった部分のみピックアップしました。
この辺りは好みの問題でしょうか?
実際に使って比べてみないとなんとも言えませんが、スペックだけを見る限りは個人的にインクスニー一択な感じがします。
特に充電時間の短さと連続稼働時間は圧倒的で、冒頭でも述べましたがこれは作業効率や電気代・製品寿命に大きく関わってくるので、ロボット掃除機を選ぶ際の大きなポイントとなりそうです。
問題はブランド力が他社に比べて圧倒的に弱いところでしょうか。
INXNYの発売日や最安値店舗は?
では最後に、そんなインクスニーの発売日や現段階で確認できている最安値店舗をご紹介します。
インクスニーの発売日は?
インクスニーの具体的な発売日は公式に明記されていませんが、ネットで予約受付中の店舗を調べたところ、5月下旬となっていました。
もうすぐ発売ということですね!
インクスニーの最安値価格は?
インクスニーはまだ予約段階ですが、現在の予約最安値は\99,800となっていました。
公式サイトではインクスニーの価格が明記されていませんでしたが、実際はオープン価格設定ということだそうです。
予約の価格が10万を切る金額ということで、ルンバ980、ダイソン360eyeと比較して、一番安い商品ということになります。
さて、気になる最安値価格のショップですが、一社というわけではなく、ビッグカメラやソフマップ、ヤマダ電気など、複数のネットショップが同じ価格。
となると差がでるのは還元されるポイントですが、一番多かったのはソフマップで10,779ポイントでした。
なので実質89,021円で購入できるということですね。
まぁでもこのポイント還元率で選ぶというよりは、消費する都合上自身がよく利用するショップにするのが良いでしょう。
逆にどれも利用しているのであればソフマップで決まりですね。
まとめ
ということで、ルンバやダイソン超えとなるかもしれない新型ロボット掃除機『インクスニー』についてお届けしました。
ルンバが世の中に出始めてから既に14年(!)も立っているので、今やロボット掃除機が自宅にあるという人も多いと思います。
初期の頃はセンサーや吸引力の問題など、実用レベルとしては不満な点も多々有りましたが、現在はだいぶ煮詰まって洗練されてきた印象を受けます。
よってまだ持っていない人も、初期のモデルを使っていて買い替えを検討している人も、今が買いどきといった感じではないでしょうか。
そんな中、インクスニーはどれだけ人気が出るのか非常に楽しみですね。
果たしてカタログ上の性能のみならず、実際の使い勝手もルンバやダイソン360eyeを越えられるのか!?