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『5ナンバー』と『3ナンバー』の違いって何?

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よく「5ナンバー枠に入る寸法でデザインされた」とか、「ワイドな3ナンバーボディ」などという言葉を耳にしますが、これが何を意味するかご存知でしょうか?

今回は以外と知らない人も多い、「5ナンバー」と「3ナンバー」の違いについて、改めて振り返ってみたいと思います。

 

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「5ナンバー」「3ナンバー」の違いは”排気量”と”ボディサイズ”

どちらも道路運送車両法で定められた乗用車の規格であり、「5ナンバー」「3ナンバー」などという呼称は、「練馬」などの文字の右側にある、「502」などの数字の1桁目の数字のことを指しています。

 

5ナンバーとは

「5ナンバー」は、小型乗用車に区分され、現在では「7ナンバー」も同じ扱いとなります。

全幅1,700mm以下、全高2,000mm以下、全長4,700mm以下」、それに加えて「排気量2000CC以下」(ロータリーエンジンは構造上1500CCとなります)の車両のことを指します。

ただし、この下には、軽自動車規格もあり、これはまた別格です。

 

3ナンバーとは

上記5ナンバーの寸法、排気量のどちらかでも超える場合が、「3ナンバー」=普通乗用車という区分となります。

セダン、SUV、ミニバンといったカテゴリーを問わず、乗車定員が10名以下であれば、すべてこの枠に当てはまります。

ひと昔前までは、この区分が異なっており、もっと分かりやすかったのですが、時代の移り変わりとともに、今のような規格へと変化しました。

 

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現在の規格へ至るまでの過程

今でこそ2000CC以下の排気量でボディのみ3ナンバー規格という国産車も多いです。最近では、スバル・レヴォーグなどが好例です。

肥大化したレガシィに変わり、「日本国内専用」車種として登場したレヴォーグですが、1.6GTを例に取ると、エンジンはダウンサイジングターボで1600CC、しかしそのサイズは全長・全高は5ナンバーサイズですが、全幅が1780mmあります。

 

1989年以前は、3ナンバー車になると税金が倍以上になる設定だったため、その当時は存在しませんでした。

クラウン、ソアラ、フェアレディZ、アコード、ギャラン、パジェロなど、当時の名だたる高級車だった車種でさえも、5ナンバー枠に入るボディサイズでデザインがされており、3000CCエンジン等を積む上級グレードはサイドモールやバンパーに少し厚みを持たせることで、なんとか3ナンバー枠に引き上げ、高級感を演出していました。

もともと日本は国土も広くないため、5ナンバー規格が国土に合ったサイズだという認識があったのです。

しかし、バブルが終わったあたりから、輸出車種との共用化、国内税制見直しなどにより、現在の規格へと変化し、大型化への道をたどりました。

 

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購入を検討するときは気にするべき?

上記に示したように、現在、自動車税は排気量によってのみ決まってくるため、税金面での違いは排気量を元に検討すれば良いでしょう。

あとはボディの大きさなので、取り回しの良さを重視するなら「5ナンバー」、居住性や安定感を重視するなら「3ナンバー」を選択するといった感じです。

ただ、この5ナンバー規格が日本での取り回しのしやすさの基準になりますので、このサイズよりどれだけ大きいか、といった見方をすればわかりやすいと思います。

 

現在、5ナンバー規格になる車と言えば、ヴィッツ、フィットといったコンパクトカー、カローラアクシオ、フリード、ヴォクシー、ステップワゴン等ですが、「5ナンバーである」ことが即メリットとならなくなったため、5ナンバー規格の車はすでに少数派であることは否めません。

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